1枚のCDが物々交換で漁船4.7tの漁船に

有限会社イノセントミュージック


1枚のCDから物々交換して「漁船」までたどり着き、その船を被災地に届けよう。そんな願いでスタートした「漁船お届けプロジェクト」が、アンコ椿で有名な伊豆大島の島人の4.7tの漁船にたどり着き当初の目的を達成した。


CDからMacへ。そしてダイヤモンドを経て漁船に到達。

このプロジェクトは、イノセントミュージックに所属アーティストで、女性ヴォーカルバンド「ナナカラット」のヴォーカルギターAsamiさんが提唱した。「被災地に漁船を届けたい!」その一心でニコニコ生放送内に「漁船お届けプロジェクト」を立ち上げた。ニコニコ生放送内でCD一枚からスタートし、物々交換を経て、漁船まで到達。現在、この漁船の受け入れ先を探している。

プロジェクト立ち上げの背景は、東日本大震災から一年経った、今年の3月。かねてより、歌だけでなく、何か現実的に出来ることは無いかと考えていたAsamiは、津波で多くの漁船が流されてしまい、今も被災地では多くの漁船が足りていないことを知り、被災地に漁船を届けたいと強く思い始めたことから始まる。

そんな中、リアルタイムでチャットのやりとりが可能な、ニワンゴが運営する映像配信サービス「ニコニコ生放送」内の自身の生放送中で、リスナー(生放送視聴者)と会話を進める中、物々交換していけば、漁船にたどり着けるかもしれないと、アイディアが浮かび、自身のシングルCDからスタートし、少しずつ形を変えて漁船になることを夢見て生放送中によびかけていた。

当初は、漁船なんて絶対に無理、という意見や、成り行きを見守る人も多く、第一段階のCDから次へが、なかなか前に進まなかったが、生放送中に、シングルCDをMac BOOK AIRに換えてもいいと名乗り出る人、この企画に賛同し、Mac BOOK AIRを1caratのダイヤモンドのネックレスに換えても良いと名乗り出る人が現れ、徐々に漁船への道も現実味を帯び、生放送のリスナー(視聴者)も漁船への思いを募らせていった。

沢山の色んな思いを背負い、実際にシングルCDから、形をかえていく中で、使わない漁船を被災者に譲りたいと、思っていた伊豆大島在住の漁船所有者に出会った。 Asamiはバンドメンバーと共に、実際に伊豆大島に足を運び、経緯と思いを説明したところ、被災者に届けられるなら、漁船を提供したいという熱い思いを受け、「被災者に漁船をお届け」する橋渡しをする事が実現。

「夢のカケラ」と言うCDから始まった企画は、「被災者に漁船を」という人々の「夢のカケラ」が集まり、「南の島から被災者へ漁船をお届け」という夢の実現に繋がった。現在漁船を必要としている方も同時に募集中との事。

◎提供する船の情報
総トン数=4.7トン
全長=14m
船齢=28年
速力=23kt
エンジン=キャタピラ
航行区域=小型兼用船
定員=12名
装備品=レーダー-古野電気、GPS漁探-古野電気、漁業無線-古野電気、操舵エンジンリモコン付き


「被災地に漁船を届けたい!」の願いが物々交換を推し進めた。


Asamiさんが提唱してプロジェクトがスタート。

  • この記事のURL
  • このエントリーをはてなブックマークに追加