旅館再生に新しいスキームで成果をあげる湯快リゾート株式会社 |
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2011/04/12
- 経営::事業再生
湯快リゾート株式会社(京都市中京区=東原一夫 代表取締役社長)が運営する、石川県山中温泉「よしのや依緑園」と鳥取県三朝温泉「斉木別館」が、共に単年度収支で黒字化した。共に集客プロモーションが効果を上げた。
徹底した集客プロモーションが貢献
湯快リゾートは、「湯快リゾート」と「湯快倶楽部」の2つのブランドで事業展開をしている。湯快リゾートブランドは365日同一料金で1泊2日7,800円のワンプライス戦略をとっている。また、今回黒字となった事業体が含まれているのは、湯快倶楽部ブランド。伝統的な日本旅館スタイルの「斉木別館」、「よしのや依緑園」、「矢田屋松濤園」の3館で運営している。この中の「斉木別館」「よしのや依緑園」が経常利益の黒字化を計上した。
その手法は、徹底した集客プロモーションを継続実施すること。この戦略が経営を底支えした。今後も「日本の温泉を身近にする」事を企業ミッションとして安定した経営の実現をめざしていくという。